日本一ラズベリー農家の高橋さんから学んだ3つのこと

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首を寝違えて早2ヶ月、未だに治りません、みむさんです。

 

ラズベリー専業農家の高橋農園にお邪魔しました。

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朝8時から夕方の17時まで、

草抜きのお手伝い。

 

8時間ぶっ続け。

高橋さんと草抜きをしながら、

8時間お話。

 

いい時間でした。

様々なお話が聞けて、

その中でも印象に残った3つのこと。

 

1.新産業は犠牲がいる

高橋さんがラズベリー農家となったきっかけは、

小さい頃何気ない通学路に赤い実がなっている

驚きと好奇心からでした。

それから社会人になってラズベリーに再び出会い、

ラズベリー農家になることを決意。

 

以来農業を始めて、16年目。

ラズベリー専業農家になって3年目。

 

今に至るまでは相当な苦労を要したと言います。

 

最初からラズベリー専業農家で生計は立てられない。

生計を立てるにはどうすればいいか。

 

ラズベリーの単価を上げる。

ラズベリーの単価を上げるにはどうすればいいか。

 

土と対峙し、

ラズベリーと対峙し、

自分と対峙する。

 

ラズベリーで生計を立てるまでは

他の作物を育てながら徐々にシフト。

 

簡単に他の作物と言っても、

北海道の畑の大きさから、

その作物専門の道具も必要。

もちろん知識も。

 

想像するだけでも

汗水流されて、

努力されてきたことが伺えます。

 

また、農協に入られていないので、

お客さんは自ら営業。

 

見知らぬ人に家にも

突撃訪問。

 

お金がない。

作物はある。

 

あとは

「買ってくれませんか?」

というだけ。

 

簡単でしょ?

大検取るより簡単だべ〜

 

とおっしゃいますが。w

 

日本一ラズベリー専業農家

築くには沢山の犠牲が払われたのです。

 

2.手作業が大事

北海道に来て畑で、

草抜きをするなんて思ってもいませんでした。

 

だってどでかい重機が

全部やってくれてるから。

 

最近の土起こしや

種付けなどは

すべて機械。

 

そして、

GPS機能付きなので、

乗ってるだけでいい。

 

自動運転。

最先端いってますね。

なんか畑でこんなことが実現してるなら、

本当、道路で自動運転ももう直ぐですね。

 

北海道ならなおさら。

普通道路が高速道みたいなのです。

車もいないし、広いし。。。

逆に北海道は捕まる人多いそうです。

速度オーバーで。

気をつけよう。

 

話がそれました。

 

でも、

ラズベリーはまだまだ手作業。

 

外国は機械化が進んでいるみたいで、

いずれは機械化されるとのこと。

 

ただ、今の品種では機械化できないので、

すべてぶっ壊しだそうです。

 

でも、手作業だからわかる、

土の温度、

苗の生育具合、

雑草の種類。

 

何より、

ぼくは作業をしながら

お話できることがいいなと思いました。

 

自然に触れながら、

身体を動かし、

対話する。

 

自分の中でこれが一番の

喜びかもしれません。

 

手作業が良くて、

機械化が悪い。

と言いたいのではありません。

 

3.日本の農家を守るために

高橋さんは日本の農家の未来を

危惧されています。

 

農協がお金で農家さんを

救うことがいいことなのでしょうか。

 

北海道の農家さんは6次化があまり進んでおらず、

本州の方がずっと進んでいるそうです。

 

ただ北海道では量も広さも違います。

時間がないし、そんなことをしなくても

今はいいのです。

 

今は。

 

もしTPPがこれから本格手に進み始めたら、

北海道の農家さんたちはどうなるのでしょうか?

 

高橋さんは水と土指導員として

活動されています。

 

少しでも北海道の農家さんのために。

日本の農家さんのために。

日本のために。

 

以上、学んだ3つのことでした。

 

一人の方と1日いるだけでも

これだけの情報量。

 

まだまだこれからたくさんの人と

交流を深めていきたいですね。

 

 

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